75億!ヒト・コミュニケーションズが空港業務BPOのFMGを買収&子会社化
2023年7月6日付け。
株式会社ヒト・コミュニケーションズ(所在地:東京都豊島区、代表取締役社長:安井豊明)は、FMGグループの発行済株式の100%を取得&子会社化する。
FMGグループは空港グランドハンドリング事業を行う株式会社FMG(所在地:千葉県成田市、代表取締役:諸岡正徳、売上:42億4300万円/利益:7億2400万円(2022年7月期))と株式会社fmg(所在地:千葉県成田市、代表取締役:佳洋子、売上:15億8100万円/利益:2億9100万円(2022年9月期))で構成される。買収金額は75億円(別途アドバイザリー費用2億円)。株式譲渡日は2023年7月31日。
ヒト・コミュニケーションズは一般労働者派遣事業・有料職業紹介業・アウトソーシング事業を展開する上場企業。
FMGグループは、空港におけるグランドハンドリング領域において、「旅客業務」と「航空機整備業務」を一括で受託出来る国内で数少ない有力な事業者。同領域はコロナ前から人手不足が懸念されており、コロナによる離職者の増加とインバウンド需要の急回復により状況は更に深刻化したことから、今年2月より国土交通省にて「持続的な発展に向けた空港業務の在り方検討会」が設置される等、同領域における人材確保・育成は官民挙げた社会課題として対応が急務となっていた。
今回の買収で、主要空港内での物販、飲食、ラウンジ運営、富裕層向けリムジンサービス、バスターミナルでの案内業務等のサービス分野に強みを持つヒト・コミュニケーションズと「旅客業務・航空機整備業務」を一括で受託できるFMGグループの強みを融合。既存のグランドハンドリング事業者と一線を画した空港並びに空港周辺における業務領域において一気通貫でサービス提供が行えるだけでなく、深刻化する人手不足への対応力を兼ね備えた新たなビジネスモデルの構築が可能となる。